栽培方法

アレッタ

アレッタ

アブラナ科

アレッタはブロッコリーとケールを掛け合わせた野菜で平成23年に品種登録された新しい野菜です。 青汁でお馴染みのケールの遺伝子を受け継いだ野菜と聞くと苦味があるイメージですが、生で食べても苦味が少なく茎には甘みがあります。活性酸素の発生を抑える作用のあるカロテンや、骨と血液の健康維持にはたらくビタミンKが多く含まれています。

栽培カレンダー

栽培カレンダー:アレッタ
畝幅
60~75cm
株間
30~45cm
ポイント

アレッタは、非結球あぶらな科葉菜類、なばな類、野菜類に登録のある農薬を使用してください(令和5年4月1日時点)。

肥料

施肥量
(g/10㎡)
基肥
N:120~140
P:80~140
K:80~140
追肥
N:80
P:100
K:80

栽培方法

土づくり

pHは6.0~6.5程度が好適土壌pHです。苦土石灰等の石灰資材で調整しましょう。pHが低く温潤な土壌では、根こぶ病が発生しやすいため注意しましょう。堆肥や土壌改良資材は定植1か月前に、基肥は定植の2週間前には行いましょう。

育苗管理

播種時期の目安は8月初旬~下旬です。育苗する場所は日当たりが良く風通しの良い場所にしましょう。
ビニルハウスを利用することで、雨や風の影響が出にくくなります。播種後20~25日程度で本葉が3、4枚になります。

定植

日中の暑い時間帯を避けて、夕方に行いましょう。畝幅60~75cm、株間30~45cmで定植します。乾燥する場合は灌水を行い、活着を促しましょう。

ポイント

浅植えではなく、やや深く植えることで倒伏を防ぎます。

追肥

1回目の追肥は定植1か月程度(本葉8~10枚)に中耕、除草を兼ねて行います。20~30日おきに追肥を行います。

収穫

頂花蕾収穫

頂花蕾の直径が500円玉前後になる頃が収穫の目安です(花蕾の位置が葉よりも低い位置で収穫します)。

ポイント

切り口を斜めにすることで、雨水がたまらず木が傷みにくくなります。
頂花蕾を収穫すると、わき芽の生育が促されます。

側枝花蕾収穫

わき芽の長さが12~16cm以上に達したら収穫します。蕾が葉よりも低い位置にあるものが収穫適期です。蕾が葉から飛び出しているものは収穫遅れで、食味低下の懸念があります。

ポイント

茎ブロッコリーと異なり、葉もおいしく食べられます。春先は温度が高くなるため収穫を早めにすることで蕾の黄化を避けます。

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