栽培カレンダー
(夏まき)40cm
35℃以上ではほとんど発芽しないので、播種時期に留意する。また10℃以下では発芽に日数を要する。発芽~生育初期は十分な土壌水分が必要になる。
肥料
(g/10㎡)
栽培方法
土づくり
pHは6.0~6.5程度が好適土壌pHです。苦土石灰で調整しましょう。堆肥や土壌改良資材は播種1か月前に、基肥は播種の2週間前には行いましょう。
播種直前に未熟堆肥を与えると、根が又になる岐根(きこん)が発生しやすいので注意しましょう。
播種
雨で畑が十分に湿ったときに播種すると発芽がそろいやすいです。畝に支柱等で軽く跡をつけて1cm間隔(被覆種子であれば約3cm間隔)で条まきし、4~5mm覆土します。
春まき
春まき栽培で気温が低い場合、生育初期はビニルトンネルを覆い保温しましょう。
発芽までに土壌が乾燥すると極端に発芽率が低下します。晴天が続く場合はしっかり灌水して乾燥を避けましょう。
夏まき
夏まき栽培で雑草が多い場合は、播種翌日を目安にして選択的除草剤を散布しましょう。また、わらやもみ殻を敷いて乾燥を防ぎましょう。
間引き・追肥・土寄せ
本葉3~4枚の頃に、混み合っているところを間引き、畝の肩に追肥します。
本葉5~6枚の頃に2回目の間引きを行い、株間を8~10cmにします。追肥を1回目と反対側の畝の肩に施します。追肥した後、根首が隠れるように土寄せします。土寄せが不足すると緑色に変色し品質が低下するので注意しましょう。
防除
9~10月に葉を食害するキアゲハの幼虫が発生した場合は、農薬使用基準を守って防除しましょう。センチュウ害の出やすい圃場での栽培は避けましょう。
収穫
播種から収穫までの期間は、おおよそ短根種80日、中根種110日、長根種140日で、収穫適期は首のあたりが張ってきた頃です。収穫が遅れて過熟になると裂根が多くなるので、適期収穫が重要です。
発芽とは逆に根部が肥大する頃は過度な水分は必要ありません。水分が多いと着色や味が悪くなるので、根部肥大期(播種後80日頃以降)は灌水を控えめにしましょう。