栽培カレンダー
育苗苗と直まきを組み合わせると長期間収穫できます。高温障害や奇形果を防ぐために、灌水、追肥をこまめに行いましょう。
肥料
(g/10㎡)
栽培方法
土づくり・畝立て
pHは6.0~6.5程度が好適土壌pHです。苦土石灰等の石灰質資材で調整しましょう。堆肥や土壌改良資材は定植1か月前に、基肥は定植の2週間前には行いましょう。
畝幅90cmの小高い畝をつくって基肥を全面にばらまき、15~20cmの深さによく耕しましょう。
キュウリは酸素要求量が多いので、畝を高くすると生育良く育ちます。
育苗
ポットに2~3粒をお互いに離して播き、本葉3~4枚くらいになるまで育苗しましょう。接ぎ木苗なら、土壌病害のリスク軽減が期待できます。
定植
活着の良否がその後の生育に影響するので、定植は風のない日の午前中に行いましょう。晩霜の心配がなく最低気温が10℃以上になってから定植しましょう。この地域では5月上旬頃になります。
接ぎ木苗の場合、接がれているところが埋まらないよう深く植えすぎないようにしましょう。
支柱立て
支柱資材や竹、鉄パイプを用いて支柱を立てて、キュウリネットなどを張りましょう。
追肥
1回目は最初の収穫とあわせて行いましょう。その後は10~14日おきに追肥しましょう。マルチ栽培の場合、マルチを一度めくり畝の肩の部分に追肥すると良いです。
誘引・摘芯
実りを良くするため、5節までの側枝は除去し、主節までの着果は1~2果とします。
防除
べと病やうどんこ病、アブラムシ、ウリハムシ、アザミウマ、ハダニが発生しやすいので防除します。
敷わらやマルチをするとべと病の発生が少なくなります。
収穫
6月中旬から収穫が始まります。つるを伸ばすために、1番果は大きくせずに早めに収穫します。最盛期には開花後10~13日で100g程度の大きさになるので適時に収穫しましょう。
キュウリは特に水分を必要とする作物です。梅雨明け後は、高温や乾燥により急速に草勢が衰えます。曲がったキュウリが出てきたら水分や肥料不足のサインです。こまめに水や肥料を施しましょう。