栽培方法

ナス

ナス

ナス科

90%以上が水分で、体の内側から冷やす作用があります。皮の色素は“ナスニン”というポリフェノールの一種で抗酸化作用があり、生活習慣病の予防などに役立ちます。 また切り口が茶色になる原因の“クロロゲン酸”にも老化やがんを予防する効果が期待できます。

栽培カレンダー

栽培カレンダー:ナス
主要品種
千両、筑陽
畝幅
80cm
株間
50~60cm
ポイント

連作障害が発生しやすいので、ナス科の跡地には3~4年作付しないようにしましょう。更新剪定により10月下旬まで収穫可能です。

肥料

施肥量
(g/10㎡)
基肥
N:200
P:240
K:180
追肥1
N:240
P: -
K:240
追肥2
N:240
P: -
K:240

栽培方法

土づくり

pHは6.0~6.5程度が好適土壌pHです。苦土石灰等の石灰質資材で調整しましょう。堆肥や土壌改良資材は定植1か月前に、基肥は定植の2週間前には行いましょう。

定植

本葉5~6枚の苗をやや高めの位置に定植します。深植えは禁物です。接ぎ木苗を利用すると土壌性伝染病の病気に感染しにくくなるためお勧めです。風よけを行うと活着がよく、初期育成が良好になります。
水ナス、米ナスは晩霜の恐れがなくなる5月上旬に定植し、若干多肥で栽培しましょう。

支柱立て

風で振り回されないように支柱を立て、株を固定しましょう。このとき強く縛り過ぎないように注意しましょう。

整枝

一番花の下から出る側枝2本を残して、主枝とともに3本立てとして、それより下のわき芽は小さいうちに摘み取りましょう。

追肥

一番花の収穫時期に追肥を行います。その後は10~14日間隔で行い肥切れを起こさないようにしましょう。

更新剪定

樹勢の衰える7月中~下旬に、主枝と側枝の基部の葉を2~3枚残して切り取り、追肥を行います。収穫が途絶えないように、まず株の半分を、次いで残りの半分を切ると良いです。

ポイント

更新剪定後は株のまわりにスコップを入れ「根切り」をします。新しい根が出やすくなり側枝の発生を促します。

収穫

若採りで草勢低下を防ぐと、収穫期間が長くなります。

ポイント

「ナスは水で作れ」というくらい水やりが重要です。水切れしないよう、こまめに水やりを行いましょう。水分不足になると、つやなし果と呼ばれる皮につやが無く、実の硬いナスになってしまします。

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