栽培方法

インゲンマメ

インゲンマメ

マメ科

古代からインゲンマメは南北アメリカ大陸での主要作物となっていました。 活性酵素を除去するβ-カロテンを多く含み、夏の緑黄色野菜にお勧めです。β-カロテンは体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を健康に保つ作用が期待できるため、強い日差しでメラニン色素や体内の活性酸素が増えやすい夏にぴったりです。 疲労回復に効果のあると言われているアスパラギン酸、リジンなども含みます。

栽培カレンダー

栽培カレンダー:インゲンマメ
主要品種
(つるあり種)ケンタッキーワンダー・改良黒衣笠
(つるなし種)初みどり・ファミリーテンダー
畝幅
(つるあり種、つるなし種)60cm
株間
(つるあり種)30cm
(つるなし種)23cm
ポイント

マメ科のため、3~4年は輪作します。インゲンマメはマメ科の中でも最も肥料を必要とするので、畝に基肥を十分混合しておきましょう。水はけが悪いと生育しないので、排水対策を行います。

肥料

施肥量
(g/10㎡)
基肥
N:140
P:200
K:200
追肥1
N:30
P: -
K:30
追肥2
N:80
P: -
K:30

栽培方法

土づくり

pHは6.0~6.5程度が好適土壌pHです。酸性に弱いので、必ず苦土石灰等の石灰質資材で調整しましょう。堆肥や土壌改良資材は播種1か月前に、基肥は播種の2週間前には行いましょう。

播種

ポイント

種まき直後はカラスやハトが豆や芽を食べてしまう鳥害の恐れがあります。ネットや寒冷紗などをかけて鳥避けにしましょう。

追肥

1回目の追肥は本葉3~4枚になったころに、株元に化成肥料を施し、同時に土寄せを行いましょう。つるなし種は2週間後に2回目の追肥を行います。つるあり種は生育期間が長いので、2週間間隔で数回追肥します。

支柱立て

つるあり種は、播種後15日ぐらいからつるが出てくるので、支柱資材や竹、鉄パイプ等を用いて支柱を立て、キュウリネットなどを張りましょう。

防除

雨が多いと炭そ病が発生しやすいです。また、アブラムシが発生したら、農薬使用基準を守って防除しましょう。

収穫

つるなし種は播種後40~50日ほどで収穫が始まり、つるあり種は播種後50~60日ほどで収穫が始まります。

ポイント

開花後10日前後で収穫できるようになります。収穫が遅れると食味が落ちるので中の豆が膨らまないうちに収穫しましょう。

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