
栽培カレンダー
主要品種
仁徳一寸
畝幅
60cm
株間
40~50cm
冷涼な気候を好み、寒さには比較的強いですが、早まきすると寒害を受けやすいです。マメ科のため、3~5年間隔をあけ、輪作を心掛けましょう。
ソラマメはエンドウよりも土壌水分を必要とするため、堆肥など有機物資材を施用して保水力を高めましょう。
肥料
施肥量
(g/10㎡)
(g/10㎡)
基肥
N:40
P:130
K:40
追肥1
N:30
P: -
K:30
追肥2
N:30
P: -
K:30
追肥3
N:30
P: -
K:30
栽培方法
土づくり
pHは6.0~6.5程度が好適土壌pHです。苦土石灰等の石灰質資材で調整しましょう。堆肥や土壌改良資材は播種(定植)1か月前に、基肥は播種(定植)の2週間前には行いましょう。
播種・定植
直まき
3粒ずつ点まきします。お歯黒(豆の縁のへこんだ黒い線)を下にして斜めに植えます。
植えかえ
圃場に前作があるときは、ポリポットに1鉢(直径6~9cm)に1粒まきましょう。その後、本葉2枚の苗を定植します。
ソラマメは種子が大きく発芽には酸素と水を多く必要とします。あまり深い位置に播くと発芽不良になるので浅めにまきましょう。
間引き
(直まきの場合)本葉1枚で2本立ち、2~3枚で1本立ちに間引きしましょう。
追肥・土寄せ
12月上旬、2月上旬、3月中旬の3回、追肥・中耕・土寄せを行います。
春になり株が大きくなると風で倒れやすくなるので、畝の両側に倒れ防止用のビニルテープを張りましょう。また、霜が直接当たると傷みやすいので、1~2月にかけての厳冬期にはトンネルに不織布をかけたり、敷わらで防寒しましょう。
整枝
分けつした枝で、弱い枝や4月以降に発生した枝は、無効枝なのでかき取りましょう。1株当たり5~7本に整理します。
防除
アブラムシによってモザイク病が伝染するので、特に幼苗期に農薬使用基準を守って防除しましょう。
春先にアブラムシの被害が非常に多くなります。ある程度大きくなったら、先端の茎葉を切り取ることでアブラムシを軽減できます。
収穫
莢に光沢がでて下向きになり、背筋が黒くなってきたら収穫適期です。