栽培方法

オクラ

オクラ

アオイ科

オクラの特徴であるネバネバはガラクタンとペクチンといった水溶性食物繊維によるものです。ペクチンにはコレステロールの吸収抑制作用があり、血中コレステロール濃度を低下させる効果があると言われています。栄養成分としては、カロテンやビタミンB1、B2、葉酸、カルシウム、カリウム、マグネシウムなども豊富に含まれています。体の免疫力を高めてくれる野菜です。

栽培カレンダー

栽培カレンダー:オクラ
主要品種
アーリーファイブ(五角)、エメラルド(丸)、ベニー(赤)
畝幅
60cm
株間
40cm
ポイント

追肥で肥料を補うことで、長く収穫できます。開花後7~10日目ぐらいの若莢の収穫を心掛けましょう。
夏場は土壌の乾燥を防ぐために、わらや黒マルチを敷きましょう。

肥料

施肥量
(g/10㎡)
基肥
N:30
P:200
K:130
追肥1
N:140
P:60
K:160
追肥2
N:140
P:60
K:160
追肥3
N:140
P:60
K:160

栽培方法

土づくり

pHは6.0~6.5程度が好適土壌pHです。苦土石灰等の石灰質資材で調整しましょう。堆肥や土壌改良資材は播種1か月前に、基肥は播種の2週間前には行いましょう。

播種

オクラは種皮が硬く吸水に時間がかかり発芽しにくいため、2~3日水に浸してから播種しましょう。オクラは高温を好みます。直播きの場合、気温が高くなる5月以降に行いましょう。1穴に4~5粒種をまき、2cmの厚さに覆土します。

種子消毒されているものは、浸水処理しないようにしましょう。

間引き

本葉2~3枚の頃、生育のよい2~3本を残して間引きを行いましょう。

追肥・中耕

畝の肩から通路にかけて化成肥料をまき、土をやわらげ畝に盛り上げます。日光が強くなり土が乾燥する場合、株元に敷わらをします。5月播種、8月中旬まで収穫予定でIB化成を使用する場合は、月に1回の計3回追肥をしましょう。

収穫

下葉が込み合ってきたら、着果節以下1枚を残して摘除します。収穫が遅れると莢が硬化して品質が悪くなるので、若採りを心掛けましょう。収穫に適した莢の長さの目安は、角オクラが7~8cm、丸オクラが15cmです。

上に戻る