栽培方法

サトイモ

サトイモ

サトイモ科

イモの中でも特にカロリーが低く、ヘルシーです。体内の余分なナトリウムの排出を促すカリウムが多く含まれています。独特のぬめりは、ガラクタンという水溶性食物繊維です。ガラクタンには腸の働きを活発にし、血糖値やコレステロール値の上昇を抑制する効果があるとされています。

栽培カレンダー

栽培カレンダー:サトイモ
主要品種
土垂れ、石川早生
畝幅
90cm
株間
40cm
ポイント

乾燥には弱いため灌水できる場所で作付けしましょう。ただし、高温多湿を好みますが水はけが悪いとよく育たないので注意しましょう。ポリマルチ、トンネル等で初期生育を促したり、夏場の乾燥を防いだりすると収量が増えます。

肥料

施肥量
(g/10㎡)
基肥
N:180
P:90
K:180
追肥1
N:50
P: -
K:50
追肥2
N:50
P: -
K:50

栽培方法

土づくり・畝立て

pHは5.5~6.5程度が好適土壌pHです。苦土石灰等の石灰質資材で調整しましょう。堆肥や土壌改良資材は定植1か月前に施用しましょう。

種イモの準備

種イモは40~60gの大きさで、形のよいものを選びましょう。小さいもの、芽が欠けたもの、病気のものは避けます。種イモは100㎡あたり250~300個用意しましょう。

畝立て・定植

定植当日に畝を立て、基肥をまきます。間土をした上に、上下を間違えないように種イモを並べ、土をかけましょう。

追肥・土寄せ

本葉が開き、勢いよく伸び始めた頃に1回目の追肥をします。2回目は、1回目と同量を6月下旬頃にしましょう。子イモを肥大させる大切な作業なので、必ず行いましょう。

敷わら・灌水

日照りに弱い作物なので、敷わらを行い、乾燥したときには忘れずに灌水を行いましょう。

防除

アブラムシ・ヨトウムシ等の発生時は、農薬使用基準を守って防除しましょう。ヨトウムシは特に、若齢幼虫のときに防除する事を意識しましょう。

収穫

軽い霜に一度あったころ掘り上げます。寒さには弱いので、いつまでも放っておくと腐り込んできてしまいます。本格的に霜がおりる前には収穫を終わらせましょう。

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