栽培方法

トマト

トマト

ナス科

トマトは南アメリカのアンデス山脈高原地帯原産のナス科の植物です。リコピンの他、β-カロテン、ビタミンCを豊富に含んでいるなど栄養価が高いことから、人気の高い夏野菜です。リコピンには抗酸化作用があるため、癌や老化の予防が期待できます。通常は球形ですが、品種により卵形、円筒形、扁円形など様々です。

栽培カレンダー

栽培カレンダー:トマト
主要品種
桃太郎、ファースト、麗夏
畝幅
90cm
株間
50cm
ポイント

苗は、第1果房が通路側になるように定植しましょう。どの節のトマトも通路側につき収穫しやすくなります。

肥料

施肥量
(g/10㎡)
基肥
N:160
P:180
K:160
追肥
N:160
P: -
K:160

栽培方法

土づくり

pHは6.0~6.5程度が好適土壌pHです。苦土石灰等の石灰質資材で調整しましょう。堆肥や土壌改良資材は定植1か月前に、基肥は定植の2週間前には行いましょう。

ポイント

栽培中に実のお尻が黒く腐ってしまうことがあります。これはカルシウム不足で発生しやすくなることから栽培前にしっかり石灰質資材を施しましょう。

定植

黒マルチを張り、支柱を立てます。株間は50cmとします。開花始めのしっかりした苗を定植しましょう。生育中に出てくるわき芽は、小さいうちにかき取ることがポイントです。

ポイント

最近は非常に早くから販売店に苗が並びます。若苗の場合、ひとまわり大きいポットに鉢上げして第1花が咲くまで育苗しましょう。

追肥

第1果房の実がピンポン玉くらいの大きさになったら、畝の肩に浅い溝を掘り、追肥します。その後、20日毎に1回施す作業を3回ほど繰り返します。窒素過多、高温、水分不足は、石灰欠乏症である尻腐れの発生を助長してしまうので注意しましょう。

果房のつかせ方

7番目の花房が開花したら、上に2~3葉残し摘芯します。
一つの果房につき、果実を2~3個に摘果します。(ミニトマトは摘果不要です。)

防除

青枯病、疫病、うどんこ病、アブラムシ、コナジラミなどが発生するが、それぞれ適切に防除します。
青枯病には抵抗性台木の接ぎ木苗を使用すると良いです。

収穫

果実が全体的に色づいたら収穫します。

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