栽培方法

シュンギク

シュンギク

キク科

独特な香りの成分は自律神経に作用し、食欲の増進やせきを鎮めるなどの効果があると言われています。 「骨粗しょう症」や貧血の予防に効果的なカルシウムや鉄も多く含んでいます。 β-カロテンも豊富で、皮膚や粘膜を保護し、抗酸化物質として生活習慣病予防に効果が期待できます。

栽培カレンダー

栽培カレンダー:シュンギク
主要品種
中葉春菊
畝幅
120cm
株間
(抜き取り収穫)5~6cm
(摘み取り収穫)10~15cm
ポイント

栽培時期にあった品種を選びましょう。冬季はビニルトンネルを利用して新鮮で品質の良いものを収穫します。

肥料

施肥量
(g/10㎡)
基肥
N:110
P:140
K:110
追肥1
N:50
P: -
K:50
追肥2
N:50
P: -
K:50

栽培方法

土づくり

pHは6.0~6.5程度が好適土壌pHです。苦土石灰等の石灰質資材で調整しましょう。堆肥や土壌改良資材は播種1か月前に、基肥は播種の2週間前には行いましょう。

播種

畝幅120cm(通路30cm)に耕し、まき床に20~25cm間隔に浅い溝を切り、ムラなく播種します。1cm程度覆土し、軽く押さえます。発芽が揃うまでに時間がかかるので、乾燥しないよう灌水するか、切りわらをかけておきましょう。

ポイント

古い種子は発芽率が悪いので、新しいものを使い、多めに播種して間引きします。

間引き

本葉1~2枚で株間3~4cmに1回目の間引きをします。本葉4~5枚のときに“抜き取り収穫用”は株間5~6cm、“摘み取り収穫用”は10~15cmに2回目の間引きをします。
生育が順調なら追肥の必要はありませんが、生育が悪いか葉色が黄色い時には化成肥料を10㎡あたり200g程度施しましょう。

トンネル被覆

冬期の栽培は寒害を受けやすいので、11月中旬~下旬を目安にトンネル被覆します。
日中高温になりすぎないよう、裾を上げるか穴あきビニルもしくはマルチを利用しましょう。

防除

降雨が多いと、べと病が発生しやすいので、水はけを良くするとともに初期防除に努めましょう。

収穫

抜き取り収穫の場合

草丈が20cm程度に育ってきたら、根から株ごと引き抜いて収穫します。収穫遅れにならないよう注意しましょう。

摘み取り収穫の場合

地際4~5cm程度残して収穫すると、わき芽が伸び長く収穫できます。

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