栽培方法

ニンニク

ニンニク

ヒガンバナ科

ニンニクの香りのもとは、アリシンという成分です。強い殺菌作用のほか、ガンや血栓を予防する効果があります。体内でビタミンB1と結びつくとその吸収を高め、効果を持続させる働きがあります。 ビタミンB1による糖質のエネルギー変換が促進されることで、疲労回復や体力増強に効果を発揮することが期待できます。

栽培カレンダー

栽培カレンダー:ニンニク
主要品種
ニューホワイト六片
畝幅
60cm
株間
15cm
ポイント

日当たりのよい保水性のある肥沃土が適していて、乾燥と酸性土壌を嫌います。株元から脇芽が出てくるので芽かきを行い、1本立ちにします。

肥料

施肥量
(g/10㎡)
基肥
N:70
P:200
K:70
追肥
N:100
P: -
K:100

栽培方法

土づくり

pHは5.5~6.0程度が好適土壌pHです。苦土石灰等の石灰質資材で調整しましょう。堆肥や土壌改良資材は定植1か月前に、基肥は定植の2週間前には行いましょう。

定植

種球を鱗片にばらして(鱗片の皮は剥かない)畝に植え穴を掘ります。
深植えにならないよう注意して尖っている方を上にして、一片ずつ定植しましょう。

芽かき

発芽して草丈が10~15cmに伸びた頃に元気の良い芽を1つ残し、他は芽かきを行います。
残す芽を傷めないよう、残す芽の株元を抑えながら引き抜きましょう。

追肥・土寄せ

芽が伸び始めた頃と3月下旬頃に追肥を行いましょう。
マルチを敷いた場合は穴に手を差し入れ、株から離れた位置に平均的にまきます。
マルチ無しの場合は追肥後に中耕と土寄せを行います。

つぼみ摘み

春にとう立ちしてつぼみがついていると、球太りが悪くなるので摘み取りましょう(ニンニクの芽として利用できます)。早く摘みすぎると、玉が小さく分かれてしまうので注意しましょう。

防除

ニンニクは病気にかかりやすく、酷いときは収穫に至らない場合もあります。2~3月に予防で病気を防ぐことが重要です。5月頃に発病しやすいですが、症状が出てからでは発症を抑えることは難しいです。登録農薬の適切な予防散布で病気からニンニクを守りましょう。

収穫

茎葉が黄色く変色し枯れてくる5月下旬~6月上旬が収穫適期です。
晴れた日に収穫を行いましょう。
抜き取ったら根を切って乾かし、乾いてきたら茎を切り風通しの良いところで保存しましょう。

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