栽培方法

タマネギ

タマネギ

ヒガンバナ科

独特の香りと辛さのもとは、硫化アリルという揮発性の成分です。硫化アリルは疲労回復に必要なビタミンB1の吸収を助け、新陳代謝を活発にしてくれます。 また血液が固まるのを抑えてくれるので、動脈硬化、高血圧などの予防効果も期待できます。

栽培カレンダー

栽培カレンダー:タマネギ
主要品種
七宝早生(早生)、泉州(中生)、もみじ晩生(晩生)
畝幅
80~90cm
株間
15cm
ポイント

植え傷み(苗を植え付けた時に何らかの原因で根などが傷み、苗が弱ってしまうこと)させると枯れやすいので、丁寧に定植する。大苗はとう立ちしやすい。早生から晩生まで多くの品種があるので、品種を組み合わせれば、4~6月にかけて収穫できる。

肥料

施肥量
(g/10㎡)
基肥
N:180
P:150
K:180
追肥1
N:25
P: -
K:50
追肥2
N:25
P: -
K:50

追肥を3回行う場合は、N、Kを16g程度ずつ施用します。

栽培方法

土づくり

pHは5.5~7.0程度が好適土壌pHです。酸性土壌には弱いため必ず苦土石灰等の石灰質資材で調整しましょう。堆肥や土壌改良資材は定植1か月前に、基肥は定植の2週間前には行いましょう。

播種

50cm幅の種床を作り10cm間隔ですじまきします。
土を軽くかぶせ、切りわらをかけます。乾燥しないよう、たっぷりと灌水しましょう。

畝立て

定植2週間前に肥料を散布し、15cm程の深さによく耕します。畝の高さは土湿により10~20cm程の範囲で調整し、80cm幅の畝を作ります。

定植

畝幅80~90cmで4条植えします。根を傷めないように定植し、灌水します。

防除

マルチ栽培では、病害の発生を軽減する効果があります。

追肥

極早生、早生の品種は2回、中生、晩生の品種は3回追肥します。
追肥後に畝の肩へ土寄せしましょう。

極早生、早生・・・【1回目】12月下旬、【2回目】2月上旬(止め肥)
中生、晩生・・・【1回目】1月上旬、【2回目】2月上旬、【3回目】3月上旬(止め肥)

ポイント

年内に生育が旺盛だと、とう立ちの原因になるため注意しましょう。

収穫

葉が圃場全体の4分の3程度倒れた頃が目安です。晴天が続く日に抜き取り、半日くらい圃場に並べて乾燥させます。晩生で貯蔵性の良い品種は、葉を縛り軒下等でつり玉貯蔵しましょう。

上に戻る