栽培カレンダー
主要品種
(春まき)天宝、耐病総太
(秋まき)耐病総太、緑輝、宮重
(秋まき)耐病総太、緑輝、宮重
畝幅
60~70cm
株間
25~30cm
秋まき栽培は作りやすいです。春まき栽培は生育初期に低温になりとう立ちしやすいので、播種時期に合わせ品種を選ぶことが大切です。播種直前に未熟堆肥を与えると、根が又になる岐根(きこん)が発生しやすいので注意しましょう。
肥料
施肥量
(g/10㎡)
(g/10㎡)
基肥
N:120
P:120
K:120
追肥1
N:40
P:40
K:40
追肥2
N:40
P:40
K:40
栽培方法
土づくり
pHは5.5~6.5程度が好適土壌pHです。苦土石灰等の石灰質資材で調整しましょう。堆肥や土壌改良資材は播種1か月前に、基肥は播種の2週間前には行いましょう。
ダイコン十耕と言われるように、圃場を深く耕して土を細かく砕くことが重要です。水はけの悪い畑や粘土質の圃場では、高畝栽培を心掛けましょう。
播種
春まきの場合
株間25~30cmで5粒ずつまき、トンネル栽培しましょう。
秋まきの場合
株間20cmで5粒ずつまきましょう。
間引き
(1)本葉1枚で3本立て
(2)本葉3~4枚で2本立て(秋まきのみ)
(3)本葉6~7枚で1本立て
追肥・土寄せ
1回目の追肥は、2回目の間引き後に行い、あわせて土寄せしましょう。2回目の追肥は、3回目の間引き後に行い、あわせて土寄せしましょう(3回目の追肥が必要な場合は、2回目の追肥の半月後に行います)。
追肥が遅れると葉が十分に大きくならず、根部の生育遅れにつながります。
防除
アブラムシ類やコナガ、アオムシ等の防除のため、播種時に防除基準に沿って粒剤を散布します。
播種後は防虫ネットを被覆して、害虫の飛来を防ぎましょう。
収穫
秋まきでは播種から収穫まで70~80日、春まきではトンネル栽培で80~100日を目安に収穫しましょう。す入り(根の内部の細胞にスポンジ状の空洞ができる現象)の原因となるため、収穫遅れに注意しましょう。