栽培方法

スイカ

スイカ

ウリ科

体を冷やす働きがあり、90%以上が水分なので真夏の水分補給におすすめです。 カリウムやアミノ酸の1種であるシトルリンが多く含まれていて、むくみの解消や利尿作用、老廃物の排出を促すため、高血圧の予防にも効果的だと言われています。 赤い果肉には、抗酸化作用のあるカロテンとリコピンが含まれています。

栽培カレンダー

栽培カレンダー:スイカ
主要品種
縞王、祭ばやし
畝幅
250cm
株間
80cm
ポイント

基肥の量が多いと茎葉ばかりが育つ「つるぼけ」が発生し、着果に影響が出てしまいます。前作の肥料残量を考慮し施肥しましょう。乾燥を好むので高畝にして水はけを良くしましょう。

肥料

施肥量
(g/10㎡)
基肥
N:110
P:110
K:110
追肥1
N:30
P: -
K:30
追肥2
N:20
P: -
K:20

栽培方法

土づくり

pHは6.0~6.5程度が好適土壌pHです。苦土石灰等の石灰質資材で調整しましょう。堆肥や土壌改良資材は定植1か月前に、基肥は定植の2週間前には行いましょう。

定植

畝幅250cm、株間80cmで植え付けましょう。黒ポリマルチをして保温します。
霜害の心配がなくなるまで、ビニルトンネルで保温します(ホットキャップが手軽で便利です)。

ポイント

スイカは水はけの悪い場所を嫌います。高畝にしたり、マルチを利用するといった対策をしましょう。つる割れ病対策には、抵抗性台木の接ぎ木苗がお勧めです。

整枝・誘引

親づるは5~6節で摘芯し、揃いの良い子づるを4本残します。
つるが伸び出したら敷わらをして病害発生、乾燥、果実の汚れを防ぎましょう。

追肥

子づるが50cmくらいい伸びた頃と果実が卵大になった頃の2回、1回あたり1握り(50g程度)追肥しましょう。

着果

子づるの6~7節目に着生する最初の雌花は全て摘み取ります。
12~15節目の2番花を人工受粉して着果させます。
ソフトボールくらいの大きさに生育したら1株2果(子玉の場合4~5果)になるよう残します。

防除

炭そ病、うどんこ病、モザイク病、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ、アザミウマなどの病害虫に注意しましょう。モザイク病発病株は早めに抜きとり、害虫は早めに防除します。

収穫

人工受粉後、普通種は40~45日で収穫の目安となります。
品種により収穫までの日数が違うことからラベル等で確認しましょう。

ポイント

収穫の目安として ①接合部の肌の色が濃い黄色になる ②着果部の巻きひげが枯れている ③果実に光沢が出ている などがあります。

上に戻る