栽培方法

ショウガ

ショウガ

ショウガ科

世界中で用いられている香辛野菜で、肥大した地下茎部分を主に主食としています。 独特の辛みと香りはジンゲロールやショウガオールによるものです。これらの成分は血流を促進する作用があり、冷えを改善する効果が期待できます。食材の生臭みを消す消臭作用や抗菌・殺菌作用もあります。

栽培カレンダー

栽培カレンダー:ショウガ
主要品種
三州、谷中、金時
畝幅
60cm
株間
間引きあり 8~10cm
間引きなし 20~30cm
ポイント

低温・乾燥に弱いので、定植する場所を考慮しましょう。生育適温は、25~28℃、12℃以下では生育が困難です。腐敗病を回避するため、連作はしないようにして、3~4年は輪作しましょう。

肥料

施肥量
(g/10㎡)
基肥
N:220
P:300
K:200
追肥
N:120
P:300
K:150

栽培方法

土づくり

pHは5.5~6.0程度が好適土壌pHです。必要に応じて苦土石灰等の石灰質資材で調整しましょう。堆肥や土壌改良資材は定植1か月前に、基肥は定植の2週間前には行いましょう。

定植

種ショウガは、病気のない、しまりのよいものを選び、50gくらいの大きさに手で分割します。病気のない種ショウガを100㎡あたり600g~1kg用意しましょう。
畝間60cmで畝を立て、芽を上にして8~10cm間隔に定植します。
定植後7~8cm覆土します。地温が15℃以下では腐敗しやすいので、早植えはしないようにしましょう。

土寄せ・追肥

草丈15cmの頃と草丈30~40cmの頃に追肥を行い、通路の土を土寄せしましょう。

敷わら・灌水

乾燥を防ぐため、敷わらを敷きます。7~8月の乾燥時には、夕方灌水します。
過湿にすると、腐敗病にかかりやすいので注意しましょう。

防除・収穫

7~8月の降雨後に根茎腐敗病が発生しやすいので水はけを良くするとともに、発病株を除去します。
害虫ではアワノメイガが発生しやすいので、農薬使用基準を守って防除しましょう。
収穫は天気のいい日を選んで行いましょう。

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